課題に集中~ 自分がどう見られるかではない ~

学級委員になると皆の前に出て活動することも多くなるだろう。そうすれば他者からどう見られているか、どう評価されているかが気になってしまうこともあるだろう。
大人でも同じことは沢山ある。「会議でこの発言をすると皆にどう思われるだろう。」「バカじゃないかと思われないかな。」
ただ、会議においてそれが稚拙な発言だったとしてもそれがきっかけで他の人が何かに気づくこともあるかもしれない。会議の目標はなんなのかを考えれば、自分のことがどう思われるかを気にしていること自体どうかと感じる。
どう思われるかではなく自分の課題に対して集中すれば、もし失敗したとしても、次に似たような課題に取り組む時はどうすれば達成できるかを考えることができる。けっして萎縮したりしない。
共同体感覚を十分に持ち、自分のことではなく、課題のことに集中、もし失敗しても次にチャレンジできる人こそが物事を前に進めていくのである。
どう思われるか・・失敗したらどう思われるか・・ということに着目していることこそが重い足枷である。
親が子どもに関わりすぎていることがある。「忘れ物をしないように」、「宿題をするように」きつく命令する。これはある意味子どもを隷属させることでもある。
他者に言われたことだけを行い、もしできなくても自分の失敗(責任)ではない。そして自分の失敗が生じる可能性がある自ら挑戦!!というようなことはしたくない。子どもはそんな事さえ思っているかもしれない。
社会にでると大人でも同じような人がいる。会社で上司に言われたことしかしない。決まっていることだけしかできない。自分に自由があったとしても他者の命令を待って、時間を浪費している人さえいる。
子ども達にはそうなってほしくない。自ら考え、そこから生じる責任をしっかりと持つ。そのように成長してほしい。
ときには、「忘れ物をしたらどうなるか」、「宿題をしなければどうなるか」という「結末」を体感することも子ども達にとって重要だ。その子ども自身の「責任感」が養われるだけではなく、そこからどうすれば良いか課題に対して「建設的に考える」ことができるきっかけになるだろう。
失敗を受け入れることができる勇気、責任感。そして、失敗したときでも建設的に考え、自らの課題に集中する勇気。そういったものが大事である。
NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で2020年5月から「すすめ!すってんすっく」という歌が放送され始めた。ここから一部の歌詞を引用すると・・
すってん ころんで すっくと すぐ たちあがる ~
子ども達にはこのように成長していってほしい。
もしも誰かが子どもに必要なことをするように強いるためにいつもいれば、それをなしとげることができる。〔しかし〕一人にされるとためらい失敗する。このような子どもは、隷属にはよく準備されているだろうが、自由が与えられるとどうしていいかわからないのである。
「人生の意味の心理学」から引用

